イスラエル警察がアルを襲撃

イスラエル警察は、アラブとイスラム世界からの非難にもかかわらず、最初に敷地内を襲撃して数百人のパレスチナ人を逮捕した数時間後、水曜日、イスラム教の最も聖地の一つであるエルサレムのアルアクサ・​​モスクを二度目に襲撃した。

この衝突は、イスラム教の聖月であるラマダン期間中に礼拝者が祈りをささげ、水曜夜にはユダヤ人が過越の祭りを祝う中、アルアクサが起きた衝突で、ガザ地区の武装勢力による報復ロケット弾発射が引き起こされた。

水曜日朝の最初の事件では、ソーシャルメディアで共有された映像には、イスラエル警察官が暗い建物内で叫び声を上げている人々を警棒で殴る様子が映っていた。 目撃者らはＣＮＮに対し、警察がドアや窓を破壊してモスクに侵入し、中に入るとスタン手榴弾やゴム弾を発射したと語った。 イスラエル警察が共有した動画には、暴徒鎮圧盾を掲げた部隊が、花火が打ち上げられて壁に跳ね返される様子が映されている。

イスラエル警察は声明で、「数百人の暴徒とモスク冒涜者が内部に立てこもった」後、同軍がアルアクサに入ったと発表した。 声明によると、「警察が侵入すると石が投げられ、大勢の扇動者らによってモスク内から花火が打ち上げられた」という。

エルサレムのパレスチナ赤新月社は、モスク内や周辺での衝突で少なくとも１２人が負傷し、負傷者のうち少なくとも３人が病院に搬送され、中にはゴム弾による負傷もあったと発表した。

赤新月社は、一時は同社の救急車が警察の標的となり、負傷者に届けることができなかったと付け加えた。

警察はモスクにいた350人以上を逮捕・排除し、イスラエル警察官2人が負傷したと発表した。

ソーシャルメディアで共有された画像には、足や腕を後ろ手に縛られ、モスクの床にうつ伏せに横たわる数十人の拘束者や、手を縛られたまま車両に連行される人々の姿が映っていた。

ソーシャルメディアに投稿された動画によると、水曜夕方の2回目の事件では、イスラエル武装勢力がスタン手榴弾を配備し、礼拝するイスラム教徒に即時退去を命じた。

イスラエル警察は声明で、「法を犯した数十人の青少年（一部は覆面をしている）」がモスクに花火や石を投げ込み、中に立てこもろうとしたと発表した。

イスラエル警察は、「警察は、法違反者らがドアを閉めたり、（内部に）立てこもったりするのを阻止し、礼拝者らがモスクから出るのを手助けした」と述べた。

目撃者の一人、カメラマンのラミ・ハティブ氏はＣＮＮに対し、イスラエル警察は礼拝者をモスクの外に移動させた後、各出入り口に警官を配置し、人の立ち入りを阻止したと語った。

エルサレムのパレスチナ赤新月社は6人の負傷を治療し、うち2人を病院に搬送した。

水曜日朝の事件はアラブおよびイスラム世界全体から非難を集めた。 ヨルダン外務省はイスラエル警察の行動を「最も強い言葉で」非難し、イスラエルに対しモスクから部隊を即時撤去するよう求めた。 ヨルダンはまた、この発展について議論するためにアラブ連盟の臨時会合の開催を呼びかけた。

一方、エジプト外務省は、警察によるモスクへの「襲撃」を非難し、「礼拝者や信者に多数の負傷者を出し」、「すべての国際法と慣習に違反している」と述べた。

米国パレスチナ問題局は水曜朝の強制捜査を受け、ツイッターで「聖地と聖なる季節に暴力は許されない」と自制を呼び掛けた。 アル・アクサ・モスクの衝撃的な光景とガザからイスラエルに向けて発射されたロケット弾に警戒を強めた。 私たちは平和的な礼拝を可能にし、聖地の神聖さを守るために、自制と緊張緩和を求めます。」

過去２週間にわたり、ユダヤ人過激派団体から、ほとんどのユダヤ人がもはや実践していない古代の過越祭の儀式の一環として、モスク敷地内でヤギを屠殺するよう求める声が上がっている。 こうした試みを阻止するよう求める声が上がった後、さらに多くのイスラム教徒の礼拝者がモスクに留まった。